カエタリア帝国の優秀な科学者の一人であるカエル伯爵（ビューティカエローネ3世）は、王の命にてこれらの疾病を予防・治療するための研究を始めました。民衆の健康を取り戻し、皆が幸せな生活に早く戻るための植物の研究を行ったのです。

ある時、禁酒していたはずの伯爵は結婚式で、祝い事だからと、うっかり飲みすぎてしまい、帰りの道路で寝込んでしまいました。

そこに馬車が通り過ぎ、カエル伯爵は間一髪老女カエルに助けられたのです。その老女に研究のことを相談したところ、カモミール、ブドウの葉などの野草やハーブには、病気のカエルを治療する効果があることを教えてくれました。

早速、ドクダミやサンザシを採取し、それらを煮詰めて抽出したエキスを病床カエルに飲ませたところ、すぐに回復をしました。

次に美しいローズピンクや深海ブルー、鮮やかな緑色の色を放つ不思議な植物を発見し、これらを使ったカラフルな飲み物に野草とハーブから抽出したエキスを混合して、新しいミネラルドリンク剤（ハーブウォーター）を作りました。

これにより、カエタリア帝国には、子カエルも多く生まれ働き手も増え、活気ある街が戻ってきました。それからあっという間に、かつてないほどに繁栄が続いた帝国となりました。